11月19日 | 大阪阿部野橋10:10−【青の交響曲・第1便】→吉野11:24 吉野→吉野温泉元湯→醍予→金峯山寺→吉野→大阪阿部野橋→なんば |
今回、平日におかめと休みが重なったため、日帰りで行けるところを考える。おかめにどこに行きたいかを聞くと、以前テレビで見た京都にある升に入った宇治抹茶ティラミスが食べたいという。調べてみると、京都のお店は混雑しているが、大阪・なんばのお店は穴場だというので、この店に行くことを念頭に置いて計画を立てる。
どこに行くか知らないおかめは、電車に乗った時点で新幹線か飛行機に乗ると予想する。さらに天王寺駅で下車すると、伊丹空港行きのリムジンバスに乗ると予想する。言うことが旅慣れてきたのだが、残念ながらはずれ。天王寺駅の隣、あべのハルカスの真下にある近鉄・大阪阿部野橋駅に移動する。
ハルカス周辺も様変わりした | あべの橋駅だと思ってました |
あべの橋といえば、まだまだマクドナルドが少なかった40年ほど前、あべの橋の近鉄百貨店1階角にあったマクドナルドでハンバーガーを買ってもらったことが思い出される。大阪阿部野橋駅から乗車するのが、2年前に運転を始めた特急”青の交響曲(シンフォニー)”である。
青の交響曲に乗るの? |
この電車は一般の通勤型電車を改造し、観光用にしたものである。この電車の特急券を旅行会社に頼んでいたのだが、1ヶ月前の発売当日でも満席でチケットは取れず。諦めつつも空席がないかネットでこまめにチェックをしていると、2週間前に6席の空席を発見し、すぐにチケットレス予約。3号車の一般席をゲットできた。事前に席を押さえていたどこかの旅行会社が、売れ残った席を戻したと思われる。”青の交響曲”のネット予約はチケットレスのみでの発売だが、大阪阿部野橋駅の窓口で吉野までの割引乗車券を購入と同時に、紙のチケットを発券してもらえた。
青の交響曲の特急券 | 蔵王堂特別拝観券付割引きっぷ |
9:45に”青の交響曲”が入線してきたが、この出で立ちを見ると元々一般の通勤電車だったとは思えないほどの雰囲気である。
青の交響曲、入線 | 青の交響曲、吉野行き | 団体客が多い |
これに乗って、春には桜で有名な奈良県の吉野まで、1時間14分の旅である。記念撮影などをしていると、10時前にドアが開いて乗車が始まり、自分の座席に向かう。
自分の座席に座るのもそこそこに、”青の交響曲”の2号車のラウンジ車両に向かう。
一般席でも十分の座席 | 座席にはメニューが置いてある |
このラウンジ車両では、地元のスイーツや軽食、アルコールも楽しむことができるのが売りである。
カウンターには土産物や記念乗車証が置いてある |
早速20席あるラウンジスペースの一角を陣取る。すでにバーカウンターには列ができていたのでおかめがその列に続く。
ラウンジスペースも居心地がいい | 20席のラウンジスペース | バーカウンターにはすでに列ができる |
定刻の10:10に大阪阿部野橋駅を出発するのと同時に、バーカウンターも営業開始。
JR阪和線をまたぐ |
やはりおかめは、”奈良の地酒(大吟醸)”と”吉野の地酒”の飲み比べセットを購入する。そうなるだろうと思い、事前に酒のあてを購入しておいた。おかめは大吟醸を、私は吉野の地酒をおいしくいただいた。
奈良の地酒(大吟醸)飲み比べセット | 吉野の地酒飲み比べセット | いただきまーす |
飲み終わると、さらにおかめは”御所・葛城の地酒”飲み比べセットを、私は”河内醸造ワイン”の赤を追加で購入する。おかめは普通だが、私はそれなりに酔いが回ってきた。
御所・葛城の地酒飲み比べセット | 河内醸造ワイン(赤) | いただきまーす |
11時過ぎに、やっと自分の座席の戻る。
JRとの乗換駅の吉野口駅 | 吉野川を渡ると終点まであとちょっと | 空いたサロン席で記念撮影 |
あれこれしていると、あっという間に終点の吉野駅に到着した。
吉野駅前には土産物屋がいくつかあり、おかめは試食のようかんをもらって喜んでいた。
でかい吉野駅の看板 | 土産物屋さんが並ぶ | 試食用ようかんをもらいました |
この後は”吉野温泉元湯”という旅館の昼食付きの日帰りプランを予約しておいた。吉野温泉元湯は、お店などがたくさんある中千本から下った谷間の一軒家の温泉宿である。まずは吉野駅からは、誰もいない道を歩いて行くが、何もないので不安になるほどの道だ。
紅葉がきれいです | カニ発見! | この道で合ってる? |
20分程で建物が見えて、無事”吉野温泉元湯”に到着。
よかった、到着 | 吉野温泉元湯 | 中はこんな感じ |
すぐに客室に案内され、先に昼食を食べることにする。
部屋でくつろぎます | 外はと言うと・・・ | 紅葉がきれいでした |
先付けから次々おいしい料理が運ばれてくる。
先付けや胡麻豆腐など | 鯉のあらい |
メインの吉野牛のしゃぶしゃぶをいただき、お腹いっぱいでデザートをいただいて昼食終了。
イワナの塩焼き | 天ぷら | 茶碗蒸し |
吉野牛のしゃぶしゃぶ | 黒米のご飯とお吸い物 | ゆずシャーベットとプリン |
次の予定までにあまり時間がないので、食後はすぐに温泉に入りに行く。どうも今日は我々1組だけのようで、誰もいない温泉にのんびり入ることができた。
露天風呂はないが、外が見られる |
2時過ぎにチェックアウトをし、吉野温泉元湯を出て、中千本方面に上がっていく。この山道が結構な坂で、かなり疲れてしまった。上がりきると柿の葉寿司の”醍予”というお店に立ち寄る。何かと柿の葉寿司があれば買ってしまう。サバとサケの14個入りを購入する。注文すると、その場で柿の葉にお寿司を巻いてくれていた。
柿の葉寿司の醍予 |
金峯山寺方向に歩いて行くと、賞味期限が10分という吉野本葛が味わえる”中井春風堂”があり、ここにも立ち寄るが、残念ながら食するまで20分程かかるらしいので諦める。最後は世界遺産の”金峯山寺”で開催されている”秘仏本尊特別ご開帳”に行く。先に本堂横で御朱印をもらってから、本堂の奥にある青色に輝く”金剛蔵王大権現”を拝観する。
世界遺産・金峯山寺 | 金峯山寺の本堂・蔵王堂 | 金峯山寺の御朱印 |
特別拝観は1000円だが、近鉄の割引きっぷでお安く拝観できた。本堂に入ると靴を入れるエコバッグとミニ木札をもらうことができた。”金剛蔵王大権現”は3体あるので、その迫力と青色の美しさも3倍で、見ていて飽きなかった。
特別拝観でもらえるグッズ | 金剛蔵王大権現(金峯山寺のHPより) |
これで吉野の観光はすべて終了である。
吉野朝宮跡 | 天気はまだまだ曇ったまま | 仁王門は大修理中 |
吉野駅までは日本最古のロープウェイで行きたかったのだが、昨年に起きた事故の影響で運休中。代行バスで吉野駅まで移動しようと思ったが、まだ時間に余裕があったので、坂道を15分程かけて歩いて吉野駅まで戻る。
吉野駅までショートカットだ | 紅葉の絨毯の道 | ロープウェイは止まったまま |
吉野駅からは15:34発の大阪阿部野橋行きの特急に乗車する。
吉野駅まで戻ってきました | 大阪阿部野橋までのきっぷ |
吉野駅から1時間20分ほどで大阪阿部野橋駅まで戻ってくる。
この特急に乗ります | 座席は赤い | 吉野川を渡ります |
ここから御堂筋線天王寺駅に乗り換え、なんばに到着。なんばウォークを歩いて、おかめのリクエストである宇治抹茶ティラミスの”MACCHA HOUSE抹茶館なんばウォーク店”に到着。早速おかめは宇治抹茶ティラミスを、私は抹茶あずき白玉ソフトクリームを注文。
宇治抹茶ティラミス | 抹茶あずき白玉ソフトクリーム |
升に入ったティラミスは、ぷるんぷるんで、一口いただいたが濃厚でとてもおいしかった。
ぷるんぷるんです | おいしい | ごちそうさまでした |
最後は”551蓬莱なんばウォーク店”で定番の豚まんや肉団子、焼き餃子などを購入。
やはり551はやめられない |
またまた電車中に豚まんの匂いをさせて無事帰宅。雨も心配されたが、傘を差さずにすんだプチ旅行、終了。
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