急行きたぐに乗車記

急行きたぐに(新津行き)
 
12月17日
大 阪 23:27 急行 きたぐに 長 岡  7:40 (583系)
12月18日
長 岡  8:08 とき308号 高 崎  9:04 (200系)
高 崎  9:33 MAXとき312号 東 京 10:28 (E4系)
東 京 19:30 のぞみ121号 新大阪 22:06 (N700系)

 今回、大好きな第三舞台の解散公演(新宿・紀伊國屋ホール)の千秋楽のチケットが手に入ったので、583系「きたぐに」に乗車してちょっと遠回りで東京に向かうことにする。

 23時前に大阪駅に到着。「きたぐに」が入線するのを待っていると23:03、11番ホームに583系10両がゆっくりと滑り込んできた。

急行きたぐに乗車記・急行きたぐにの急行券・B寝台券
急行きたぐにの急行券・B寝台券

私は583系といえば寝台特急「なは」が、「きたぐに」といえば14系客車急行時代の方が思い出深い。この日の朝刊で「きたぐに」廃止のニュースが発表された影響なのか、「きたぐに」を撮影に来ている人も見られた。またこの日の「きたぐに」は明朝の新潟駅周辺高架工事の影響で、新潟行きではなく新津行きとして運転され、電車の行き先表示は残念ながら「急行」のみだった。

急行きたぐに乗車記・ホーム案内板は「新津行き」 急行きたぐに乗車記・行き先表示は「急行」のみ 急行きたぐに乗車記・ヘッドマークは従来通り
ホーム案内板は「新津行き」 行き先表示は「急行」のみ ヘッドマークは従来通り

 583系改造の419系食パン電車は何度も乗ったが、583系は今回が初めての乗車である。A・B寝台、グリーン車、座席車とバラエティー豊かな「きたぐに」の車内の写真を撮って自分の寝台へ。

急行きたぐに乗車記・A寝台通路 急行きたぐに乗車記・B寝台通路
A寝台通路 B寝台通路
急行きたぐに乗車記・グリーン車 急行きたぐに乗車記・座席車(自由席)
グリーン車 座席車(自由席)

 乗った車両を見てみると上段寝台はすべて、中段寝台もほとんど空いてる状態。下段寝台は半分ほど利用されていた。これでは廃止もやむ無しか。3月の廃止後は多客時に臨時運転されるようだが、今と同じように583系で運転されるのか、485系などの座席車で運転されるのかは興味のあるところだ。今回はB寝台下段を利用したが、さすがに寝台幅106cmと広い。しかし高さは3段寝台のためかなり低い。座ると頭がつかえるので、窓側にある隙間に頭をもって行くと何とか座ることができた。パンタグラフの下にある中段寝台(パン下=上段寝台が無く高さがゆったりの中段寝台)の利用も考えたが、上中段寝台では小窓しかなく、下段寝台では大きな窓を独り占めできるのが魅力で、1000円高い下段寝台を選んでしまった。

急行きたぐに乗車記・B寝台上段(かなり高い位置にある) 急行きたぐに乗車記・B寝台中段(頭上に網棚が迫る) 急行きたぐに乗車記・B寝台下段(高さは窮屈だが寝台幅は106cm)
B寝台上段(かなり高い位置にある) B寝台中段(頭上に網棚が迫る) B寝台下段(高さは窮屈だが寝台幅は106cm)
急行きたぐに乗車記・B寝台中段・パン下(上段がなく余裕の高さ)
B寝台中段・パン下(上段がなく余裕の高さ)

 新津行き「きたぐに」は定刻の23:27にゆっくりと大阪駅を後にした。

急行きたぐに乗車記・この景色もあと少しだけ… 急行きたぐに乗車記・電光掲示板は味気ない 急行きたぐに乗車記・下段寝台から見た大阪駅
この景色もあと少しだけ・・・ 電光掲示板は味気ない 下段寝台から見た大阪駅

 新大阪、京都と停車していく。ICレコーダーで車内放送を録音する乗客を見て、そういえば携帯電話にボイスレコーダー機能があったことを思い出し、京都駅出発後の放送と大津駅出発後の最終放送を録音してみた。携帯電話の機能も意外と便利だなぁと実感した。寝台に寝そべり、窓から外をぼーっと眺めていると、0:54に米原駅到着。14分間停車しているので電車から降りてみる。行き先表示がいつの間にか「急行」から「急行きたぐに 新潟」にされていた。

急行きたぐに乗車記・窓が大きいので車窓を楽しめる 急行きたぐに乗車記・本当は新津行きなのに… 急行きたぐに乗車記・やはり吊り下げ札はいい
窓が大きいので車窓を楽しめる 本当は新津行きなのに・・・ やはり吊り下げ札はいい

 米原を出て長浜あたりでそろそろ寝ようとするがなかなか寝付けなかった。うとうとしながらいつの間にか寝ていたみたいで、直江津到着前の放送で目が覚めた。前日から冬型がきつくなるとの予報が出ていたので雪などで遅れが出ると困ると思っていたが、定刻に運行しているとのことで一安心。直江津には定刻に到着。ここで21分停車をするので、ホームに降りてみる。天気は雪ではなく雨が降っていた。その後柿崎まで定刻運行だったが、ここから柏崎間は強風のため徐行運転をするとの放送があった。進行方向左側に迫る日本海は時化た状態で風も強い。

急行きたぐに乗車記・日本海は時化ている 急行きたぐに乗車記・運転台が見える
日本海は時化ている 運転台が見える

 結局柏崎には25分遅れの7:09に到着した。下車する長岡駅には26分遅れの7:40に到着。定刻運行なら14分停車だが遅れているのですぐに新津に向けて出発していった。

急行きたぐに乗車記・長岡駅2番ホームに到着 急行きたぐに乗車記・すぐに出発していった 急行きたぐに乗車記・115系電車
長岡駅2番ホームに到着 すぐに出発していった 115系電車

 「きたぐに」を見送った後は新幹線に乗り換えをする。本来なら新幹線1本で東京まで行けるのだが、時間もあるので200系とE4系の乗り比べをする。

急行きたぐに乗車記・長岡から東京までの新幹線特急券
長岡から東京までの新幹線特急券

 長岡8:08発の「とき308号」は0系と同じ顔をした200系。長岡駅に入ってきたのは初期のカラーリングに戻されたグリーンラインの200系だった。乗車後は長岡駅で購入した駅弁で朝ご飯を済ませる。途中の越後湯沢駅周辺は真っ白の雪景色だった。

急行きたぐに乗車記・とき308号の新幹線指定席 急行きたぐに乗車記・200系初期カラー 急行きたぐに乗車記・越後湯沢付近は雪景色
とき308号の新幹線指定券 200系初期カラー 越後湯沢付近は雪景色

 約1時間で高崎駅に到着。次に乗車するまで30分ほどあるので、高崎駅に入ってくる新幹線をいくつか撮影する。

急行きたぐに乗車記・高崎駅に到着の200系 急行きたぐに乗車記・200系の現在のカラーリング 急行きたぐに乗車記・いずれ見られなくなるE1系と200系
高崎駅に到着の200系 現在のカラーリング いずれ見られなくなるE1系と200系

 次に乗車したのはE4系の「MAXとき312号」の2階指定席。さすがに2階からの眺望はすばらしく、熊谷あたりからは進行方向右側に富士山をきれいに見ることができた。

急行きたぐに乗車記・乗車したE4系(MAXとき) 急行きたぐに乗車記・Maxとき312号の新幹線指定券 急行きたぐに乗車記・富士山がとてもきれい
乗車したE4系(MAXとき) Maxとき312号の新幹線指定券 富士山がとてもきれい

 東京駅には10:28に到着。新宿の紀伊國屋ホールには13時までに行けばいいので、山手線で鶯谷駅に移動し、上野に到着する電車を撮影する。

急行きたぐに乗車記・185系水上 急行きたぐに乗車記・651系 急行きたぐに乗車記・211系もややくたびれて見える…
185系水上 651系 211系もややくたびれて見える・・・

 待ち時間が長いので鶯谷のホーム端でぼーっとしていると、鶯谷に山手線と京浜東北線が同時に入線する写真が撮れないのかと思い待っていると、1時間ほどした12時頃に同時に入線してきたので、それを撮影。

急行きたぐに乗車記・鶯谷で練習、練習 急行きたぐに乗車記・鶯谷で練習、練習 急行きたぐに乗車記・山手線と京浜東北線の同時入線
練習、練習 山手線と京浜東北線の同時入線

 その後に新宿に移動し紀伊國屋ホールへ。2時間ほどの公演を見た後は、カシオペアを撮影するべく上野へ向かう。上野駅に到着するとすでに「カシオペア」が入線していた。先頭のEF510を見ると、ラッキーなのかアンラッキーなのかわからないが、カシオペア色ではなく北斗星色だった。

急行きたぐに乗車記・北斗星色EF510カシオペア 急行きたぐに乗車記・E26系カシオペア 急行きたぐに乗車記・上野駅では吊り下げ札が未だ現役
北斗星色EF510カシオペア E26系カシオペア 上野駅では吊り下げ札が未だ現役

 ラストに「北斗星」のEF510を撮影して、すぐに東京駅に移動する。

急行きたぐに乗車記・北斗星 急行きたぐに乗車記・北斗星のテールマークが映る
北斗星 テールマークが映る

 東京駅ではお土産や晩ご飯の駅弁を急いで買い込み新幹線ホームに向かう。乗車するのはN700系「のぞみ121号」岡山行き。

急行きたぐに乗車記・のぞみ121号の新幹線特急券
のぞみ121号の新幹線特急券

 車内清掃が済んだのが発車3分前と慌ただしかったが、定刻19:30に東京駅を離れた。加速が速いのであっという間に品川に着いた。その後、新横浜、名古屋、京都と止まり、定刻22:06に新大阪駅に到着。在来線に乗り換えて無事帰宅。

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