12月23日 | 関西空港6:50−《MM101》→新千歳空港8:45→苫小牧→阿寒湖温泉 |
12月24日 | 阿寒湖温泉→新千歳空港14:35−《MM110》→関西空港17:00 |
久しぶりにこの時期のおかめとの旅行である。今回は結婚20周年ということで、2年前から狙っていた阿寒湖温泉”あかん鶴雅別荘 鄙の座”の宿泊のみの旅行である。3月に無事鄙の座の予約ができた。今回想定外だったのは、帰りの飛行機を釧路空港から乗る計画だったが、peachに問い合わせると12月には釧路便は運航しないということで、帰りも新千歳空港利用となった。その影響で車を運転しない計画だったのがレンタカーになってしまった。おかめから服装のこともあるので、どっち方向に行くのかを聞かれて、「北の方」とだけ伝えておいた。
朝5時に自宅を出発し、関西空港第2ターミナルには5:50に到着。
まだ真っ暗な関空 | 6時前でも人が多い |
チェックインしておかめに行き先の予想を聞いてみると「北海道」と即答で正解。我々が乗る新千歳行きは6:25から搭乗が始まる。
札幌・新千歳行きでーす | 97番ゲートです | さあ乗りましょう |
今回予約したのが1番前の席で、足も伸ばせてかなり快適だ。ちらりと見ただけだが、搭乗率は7〜8割ぐらいで、朝イチの便ではまあまあだろう。
定番カット | 一番前の座席だ | 足下が広い |
6:43にドアクローズド。ほぼ定刻に出発し、今朝は北からの離陸だった。
先に出たpeachが離陸 | 滑走路に入ります | 飛びましたー |
やや雲が多かったが、名古屋上空から富士山も無事見ることができた。
ん?あれかな? | 名古屋上空ではやや遠い | 何とか見えました |
富山県上空では機長から、新千歳の気温−14℃で北からの着陸、このあとの航路先の案内など、丁寧なアナウンスがあった。この週末は日本海側では暴風雪の大荒れのようだが、苫小牧上空では雪は少なかった。
北海道は真っ白な世界 | エスコンフィールド北海道が見える | 千歳市街の奥は樽前山かな |
新千歳空港にはほぼ定刻で到着できた。
新千歳空港に着陸 |
降機すると、すぐにレンタカー会社の送迎バスに乗るため、南端の送迎バス乗り場に向かう。外に出ると非常に寒い。すでに送迎バスは停まっていて、早速乗り込む。運転手さんから現在−6℃と聞く。乗客は我々だけで、10分弱でホンダレンタリース北海道に到着できた。
クリスマス仕様だね | 送迎バスに乗ります | ホンダレンタリース北海道 |
今回借りたのはホンダNEWフィット4で、ホンダセンシングも付いていて、長距離を走るにはラクである。ここは手続きが早く終わらせられる”クイックスタート”というシステムがあり、事前にHPから書類を印刷、記入して持っていったので、10分弱で出発できた。道央道千歳ICからまず苫小牧に向かう。道路はドライで、ここでは全く心配がいらないレベルだ。
路面は全くのドライ |
苫小牧中央ICから下道を走らせ、9:45に”マルトマ食堂”に到着できた。久しぶりのマルトマ食堂だが、店の外には12人の列ができていた。中京テレビの”オモウマい店”でも紹介されているので心配したが、この人数ならまだましだ。早速列の最後尾に並ぶが、風も強くて極寒だ。
並んでるねー | 風があって寒すぎるー | なかなか進まないなー |
列は12人と少なめだったが、店内に入れたのは45分後の10:30だった。私は”マルトマ丼”、おかめは”銀鮭切り落としとイクラの親子丼”を注文する。おかめの頼んだ”銀鮭切り落としとイクラの親子丼”は1800円がオモウマい店価格で500円のびっくり価格だった。多くの客がマルトマ丼を頼んでいて、「カレーは早いがマルトマ丼は時間がかかる」と店員からみんな言われていた。
店内は暖かい | ものすごく安くなっている | これもすごい値下げ |
我々の丼も結局30分程かかって届けられた。山盛りの丼をおいしくいただいて、11:25に店を出る。外には20人以上の行列ができていた。
マルトマ丼 | 銀鮭切り落としとイクラの親子丼 | ごちそうさまでした |
あとは本日の宿泊地・阿寒湖までの大移動である。再び苫小牧中央ICから道央道にのり、千歳恵庭JCTからは道東道を東へ走る。道東道の情報板では占冠ICから十勝清水IC間で路面凍結のために50キロ規制になっているようだ。路面状況はほぼドライで快適に走らせる。占冠まで来たが、50キロ規制は解除になっていた。
道東道方面に分岐します | 路面凍結もない | 50キロ規制は無くなってるね |
やや路面はウェットの所や凍ってそうなところはあったが、普通に運転することができ、道東道の終点・足寄ICでおりる。
直進でーす | 足寄方面に行きます |
足寄から先には大きな町はないので、足寄のホクレンでガソリンを入れておく。さらにセイコーマート足寄店で買い物をして、阿寒湖まであと60キロの下道を走らせる。
ホクレンで給油しておこう | セイコーマートははずせない |
途中までは路面もドライだったが、阿寒湖手前の足寄峠あたりからは路面に雪が残る状態だったので、慎重に車を走らせる。
路面はガチガチだ |
本日宿泊する阿寒湖温泉の”あかん鶴雅別荘 鄙の座”には計画よりも20分早い15:10に到着できた。
鄙の座到着 | アプローチが長い |
ホテルに入ると、まず靴を脱ぐことになる。ホテル内は裸足で、とても過ごしやすい。最初にチェックインをするのだが、まず阿寒湖が目の前に見えるバーのテーブルに案内された。チェックイン前に、ウェルカムスイーツをいただく。さつまいものプリンで、おいしくいただいた。
座ってチェックインだ | 目の前が阿寒湖 | さつまいものプリン |
その後にチェックインと合わせて、ホテルの案内があった。ここで部屋に案内される。今回予約したのは、5つあるグレードの中の上から2つ目の”湖の座スイート”。最上階の6階の部屋をリクエストしていたが、案内されたのはその6階の部屋だった。廊下から部屋までのアプローチが長く、高級感満載だ。
ここもアプローチが長い | 白霜という名の部屋 | どんな部屋かな? |
部屋は和室・リビング・寝室・檜露天風呂・トイレ2つと申し分ない設備だ。
部屋からの阿寒湖の景色も最高だ。
まだ15時台なのに夕方の雰囲気 | 部屋の見取り図(鄙の座HPより) |
ホテル内ではドリンクインクルーシブで、ホテル内での飲み物が基本無料になっている。冷蔵庫内にあるビールやジュース類、夕食時のアルコール類、バーラウンジのアルコール類(一部有料)もすべて無料である。
冷蔵庫はどこかな? | あった | アイスも入ってる |
部屋の写真を撮ってから、一旦外に出て阿寒湖側からホテルを見に行く。
ホテルに入るとフクロウがお出迎え | 外は寒い | 鄙の座の入口側 |
阿寒湖は寒さで凍り始めている。鄙の座の西側には、ニュー阿寒ホテルが出っ張っている。鄙の座の西側にある1番上のグレードの”天の座スイート”からは、このホテルの圧迫感がありそうなので、ホテル東側の”湖の座スイート”を選択した。
阿寒湖 | 凍ってる・・・ | 阿寒湖側からの鄙の座 |
ホテルに戻ると、おかめの色浴衣を選んでから部屋に戻る。
雪道用の靴を履いてみた | どれにしようかな? |
部屋に戻ってから、大浴場に行ってみる。おかめは部屋の前の女湯に、私は7階の男湯に行く。7階の大浴場には露天風呂があり、露天風呂からは夕暮れの雄阿寒岳がきれいに見られてとてもよかった。
7階の露天風呂 | 雄阿寒岳がきれいに見られる |
脱衣所には北海道らしく養老牛放牧牛乳が置いてあり、濃厚な牛乳をおいしくいただいた。
牛乳だ | 養老牛放牧牛乳でした |
部屋に戻ると、今度は部屋の露天風呂に入る。おかめはのんびり岩盤浴を楽しんでいたようで、まだ戻ってきていないので、部屋の露天風呂にのんびりつかる。お湯は自動で温度管理してあるが、外気温が低いからかやや熱めになっていた。
露天風呂から部屋が見える |
夕食を18:30からにしていたので、2階の料理茶屋ひなに向かう。すべてが個室になっていて、すでに夕食がセッティングしてあった。ここでいただくのは”萌木会席”。まずスパークリングワイン”クレマン ド ブルゴーニュ白”を注文する。
何が食べられるのかな? | スパークリングワイン | 食前酒もいただきます |
最初の料理は箸附と前菜。箸附は”真鱈の昆布〆 からすみ和えとホタテ貝の燻製”、前菜は”北海縞海老浜茹で”、”灯台つぶのフライ”、”真だちの醤油麹焼き”、”紅鮭の飯寿司”、”蝦夷鹿肉の燻製”、”南瓜チーズ仕立て”、”海老芋の田楽焼き”である。どれもおいしかったが、”灯台つぶのフライ”は食感もよくとてもおいしかった。
箸附と前菜 | おいしいねー |
次に造里。”与種盛り合わせ”で本鮪、鰤、生雲丹、牡丹海老はどれも新鮮でおいしかった。
お造りもおいしい |
次は火をつけてもらっていた鍋。”道産めんめ白味噌鍋 鄙の座風”の甘い白味噌出汁がとてもおいしく、最後の一滴までおいしくいただいた。
道産めんめ白味噌鍋 鄙の座風 | これはうまい!! |
ここで次の飲み物をワインにする。おかめは白、私は赤で池田町の”清見”にする。焼物は”大助の柚庵焼き 酢取り茗荷”か”オホーツク帆立と旬野菜の包み焼き”から、両方頼んで半分ずついただいた。
赤ワイン”清見” | 大助の柚庵焼き 酢取り茗荷 | オホーツク帆立と旬野菜の包み焼き |
煮物の”蝦夷鮑柔らか煮と旬野菜の炊き合わせ”もおいしい。次の飲み物、ゆず酒を注文。
蝦夷鮑柔らか煮と旬野菜の炊き合わせ | ゆず酒 |
いよいよメインの強肴”道産黒毛和牛ロースト インカのめざめ ペコロス 赤ワインソース”。肉も軟らかく、とてもおいしかった。
道産黒毛和牛ロースト |
あとは定番の食事”栗とひじきの炊き込み御飯 赤出汁 香の物”。おかめはもうお腹いっぱいで、多くは私がおいしくいただいた。最後は果子。チーズケーキかアイスクリームだが、2人とも”本日のアイスクリーム黒蜜掛け 黒糖わらび餅 ぜんざい風”をおいしくいただいた。どうしても庶民なので食レポがおいしいしか出てこないのは悲しいが、すべてをおいしくいただいた。
栗とひじきの炊き込み御飯 | 本日のアイス黒蜜掛け 黒糖わらび餅 ぜんざい風 |
最後に結婚20周年記念でプレゼントをいただいた。
いただきました |
食後は、20:30から開くというバーラウンジ「座・BAR」に行く。まだ5分程前だったが、バーテンダーさんも大丈夫ということで、誰もまだいない10mほどの天然木のカウンターの席につく。
長い天然木のカウンター(チェックイン時に撮影) |
まずはメニューにあった”酔華”というカクテルを注文。おかめもいろんなカクテルを注文。カウンターには、作られたカクテルと共に、使ったリキュールの瓶が置かれる。
青リンゴベースの”酔華” | わたしは”桃華” |
色んなリキュールがあり、緑色のリキュールが気になり、見せてもらうとメロンのリキュールだった。それならと、そのメロンリキュールを使ってのおまかせで頼んでみた。丸い氷やきれいにカットされた氷もきれいで、見ているだけで時間を忘れそうだ。
メロンリキュールで作ってもらった | パッションフルーツ系かな? |
ここで1時間ほどお酒を飲んで過ごす。
シャカシャカシャカシャカ | はい、できましたー | ”奏 桜”を使ったカクテル |
部屋に戻る前に、バーラウンジの横にある足湯に行ってみる。足湯は外の建屋にあり、外気温が低いので、足湯の建屋内は湯気が凍ってバリバリになっていた。足湯自体は気持ちいいのだが、やはり外気温が低すぎて寒かった。
バリバリに凍ってる | あったかい | きもちいいです |
部屋に戻って、しばしくつろぐ。22時を過ぎる頃、まだ酒が飲み足らないのか、おかめが再びバーに行きたいという。それならついでに夜食のカレーを食べることにしよう。一部情報では夜食はお茶漬けだったが、今日は鄙の座特製「阿寒の夜に黒カリー」である。夜食程度の量だったので、あっさり完食。すぐにバーにいるおかめに合流する。
カレーか・・・ | いただきまーす |
バーでもう1杯ずついただいて部屋に戻る。
スクリュードライバー | 氷がまんまる |
おかめはもう一度大浴場にある岩盤浴へ、私は部屋の露天風呂にのんびりつかる。露天風呂から上がって、24時過ぎには就寝。
朝6時頃に目が覚める。まずは部屋の露天風呂に入る。天気もいいのでかなり外は冷え込んでいて、−17℃くらいらしい。外気温が低いからか、温泉の温度はやや高めだったが、真冬の温泉は気持ちがよかった。
雄阿寒岳もきれいに見られた |
7:30から朝ご飯をお願いしていたので、夕食と同じ料理茶屋ひなに行く。夕食と同じ個室には、すでに朝食膳がセッティングしてあった。
朝食が並ぶ |
朝食のメインは、おそらく食べ放題のイクラであろう。ただ、私はあまりイクラが好きではない。折角なので、ひとすくいのイクラを御飯にかけていただいたが、とてもおいしかった。他にも、銀鱈の西京漬けや香の物もとてもおいしくいただいた。
切り干し大根・海苔の佃煮等・大浅利貝のお味噌汁 | 香の物、いっぱい | オホーツクの真鱈と阿寒百年水豆腐 |
銀鱈の西京漬けとだし巻き玉子 | あったかい焼き海苔 | 食べ放題のイクラ醤油漬け |
最後にデザートの味噌ぷりん。ここでサプライズ。チョコプレートで「末永くお幸せに・・・良い旅と思い出を!!」のメッセージをいただいた。
味噌プリン |
部屋に戻り、荷物をまとめて、8:40にチェックアウト。おそらくこんな宿に泊まるのは最初で最後だろう。後ろ髪を引かれながら、千歳に向かって出発する。昨日来た道を戻っていく。足寄峠前後は昨日と同じで雪が残っているが、そこを過ぎると路面はドライである。足寄ICから道東道に乗る。情報板には、「十勝清水−追分町 凍結50キロ規制」と出ている。
日高山脈かな? | 凍結で50キロ規制 |
トマムあたりまではまだ大丈夫だったが、トマムを過ぎると路面が真っ白の状態だった。
トマムまで来ました | 道はガチガチ | 新千歳空港まであと少し |
慎重に車を走らせて、千歳のレンタカー会社には12:20に到着し、無事レンタカーを返却できた。
フィットさん、お疲れ様 |
送迎バスに乗って、新千歳空港には12:50に到着。お昼御飯の時間ではあるが、2人ともお腹が空いていないので今回はパス。お土産をいくつか購入して、スーパーラウンジで荷物の整理をして、少しくつろぐ。14時前にラウンジを出て、搭乗口に向かう。やはり、セキュリティーチェックの前に重量チェックがあった。2人で14キロで収まっていると思っていたが、少しオーバー。夏の時と同じように、「機内での飲み物は省きます」と言われ、持っていたペットボトルを出して量ると14キロに収まった。セキュリティーチェックが思いの外時間がかかり、搭乗口に着くと、すでに搭乗が始まっていた。
人が多い新千歳空港 | もう搭乗が始まってる | 定番ショット |
帰りの座席も一番前の1番ABを予約しておいた。この席の前の壁には窓があり、搭乗した時に機内の様子が見えるようになっている。それ以外はCAさんと向かい合わせになる窓である。荷物の積み込みが遅れているようで数分出発が遅れたが、無事新千歳空港を離陸。
帰りも1番前でーす | こちら側には窓がある | 滑走路に影が・・・ |
まだ明るい時間に北海道を出ることは久しぶりだった。そのおかげで、函館上空で函館山を見ることができた。
北海道さん、さようならー | まだまだ明るいです | 函館上空 |
いつの間にか寝ていて、気付けば兵庫県上空だった。関西空港にはほぼ定刻に到着できた。
淡路島の福良港ですね | 関西空港到着 |
天気にも恵まれた冬の北海道旅行、無事終了。
阿寒湖温泉 あかん鶴雅別荘 鄙の座 |
北海道にいくつもホテルなどを持つ鶴雅グループのホテルのひとつ。阿寒湖温泉には、鄙の座以外に”遊久の里鶴雅””鶴雅ウイングス”がある。 鄙の座は、阿寒湖温泉街の東寄りにあるホテル。部屋は、”天の座スイート””湖の座スイート””風の座スイート””霞の座スイート””森の座スイート”の5種類。すべての部屋に露天風呂があるスイートタイプ。今回予約したのは上から2番目のグレード”湖の座スイート”で、”【スタンダード】料理茶屋にて和食会席「萌木膳」”でHP5%割引で1人67403円+入湯税250円。和室、リビング(マッサージチェア)、ベッドルーム、檜露天風呂とかなり広いお部屋で、トイレも2ヶ所ある。ホテルでの飲み物は基本すべて無料で、冷蔵庫にもビールやコーラなども入っている。夕食時のアルコール類や、バーラウンジでの飲み物も基本すべて無料。22時からは夜食の提供もあり、今回はカレーだった。 札幌や南千歳駅などから予約制の有料送迎バスが運行されている。ホテルの向かい側には24時間営業のローソンがある。 |
今回の走行距離 | 615.2km |