10月23日 |
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平日におかめと休みが重なったので、恒例になった”おかめのミステリーツアー”が開幕である。いつものごとく、どこに行くのか、何をするのか、おかめは知らない。自宅近くのJR駅から、新大阪駅まで移動する。新大阪駅では、定番の”駅弁にぎわい”で朝食の駅弁を購入しようと思ったが、まだ入荷していない駅弁が多かったので、他のお店を物色する。おかめは”ヴィ パレット”でおにぎりセットAを、わたしは”神戸ビフテキ亭DELI”のぼっかけ弁当980円が30食限定のワンコイン500円だったので購入。さらに豚汁まで付いていたのでかなりお得だった。”ぼっかけ”とは、牛すじ肉を甘辛く煮込んだものだそうだ。
おかめが選んだおにぎりセットA | えっ、500円? | 神戸ビフテキ亭DELI |
朝ご飯を買い終わると、恒例のおかめの行き先予想である。3月に行った城崎温泉の時と全く同じシチュエーションである。前回と同じではないだろうと、やはり新幹線の電光案内板を見て、「広島」と予想するが、今回もはずれ。
どこ行きがあるのかな? | 「目的地は広島!」 |
新幹線のりかえ口から反対方向に歩き出すと、おかめはびっくり。10番ホームから城崎温泉の時と同じ特急こうのとり1号に乗っての移動である。おかめはこの時点で目的地は城崎温泉だと思っている。
3月と同じだ | 城崎温泉だー | 反対側の顔は厳つい |
今回はグリーン車ではなく普通車指定席である。”こうのとりスーパー早特きっぷ”で大阪市内から福知山駅まで特急こうのとりの指定席で3020円と、お得に移動ができる。
こうのとりスーパー早特きっぷ | こうのとり1号の指定券 |
座席を気兼ねなく倒せる1号車の10番ABの座席を予約しておいた。また車端の席はコンセントがあるので便利である。雨はまだ強めに降っている。
今回は普通車指定席です | グリーン席と半分半分の1号車 | 淀川を渡ります |
朝ご飯をおいしくいただいて、のんびり過ごす。
おにぎりセットA | 神戸名物 ぼっかけ弁当&豚汁 |
福知山駅には9:49に到着し、ここで下車する。おかめは目的地が城崎温泉だと思っていたので、驚いていた。
明智光秀のラッピング電車 |
ここで京都丹後鉄道(以下、丹鉄)に乗り換える。丹鉄の窓口で、天橋立から乗車予定である”丹後くろまつ号”の乗客限定で発売される1日フリーきっぷを750円で購入し、丹鉄・福知山駅のホームに上がる。
丹後くろまつ号限定1日フリーきっぷ |
ここから乗車するのは”丹後あおまつ号”で、すでに入線していた。予約なし、乗車券のみで利用できる観光列車で、ななつ星in九州などを手がけた水戸岡鋭治さんがデザインした列車である。
丹後あおまつ号に乗車します | いろんなマークがかわいらしい |
車内には、普通の座席の他、カウンター席やソファー席、サービスカウンターもある。乗車すると、平日にもかかわらず意外と乗客が多く、唯一空いていたソファー席に腰を下ろす。
車内にあるカウンター | 平日なのに意外と混んでいた | ソファー席が空いてました |
車内にはテレビカメラを持った撮影隊が乗車していて、丹鉄の取材をしているようだ。福知山駅を出発すると、早速車内のサービスカウンターに何があるか物色してみる。サービスカウンターでは、飲み物やお菓子、丹鉄グッズが販売されていて、おかめはうさぎとくまのケーキを購入していた。
なにがあるのかな? | 丹鉄うさくまケーキ | トンネル内ではライトがいい雰囲気を醸し出す |
途中の停車駅・大江駅で丹後の海車両の特急はしだて2号と行き違うのでしっかり撮影。
あおまつドアップ | タンゴ・ディスカバリーをリニューアルした”丹後の海” |
大江山口内宮駅の手前では皇大神社の鳥居が見える位置で一時停止して、観光案内もしてくれた。
皇大神社の鳥居が見える |
この先の大江山口内宮駅では11分停車するので、列車から降りて記念撮影をする。
丹後あおまつ号と記念撮影 | 丹後あおまつ号のスタンプ |
福知山駅から1時間ほどで終点の天橋立駅に到着。
喜多駅通過 | 天橋立駅に到着 | 丹後あおまつ号と普通列車 |
天橋立駅に到着したときに、窓口でこれから乗車する丹後くろまつ号のチケットを受け取る。実は福知山駅で丹後くろまつ号のチケットを発券してもらったのだが、チケットの柄が福知山駅発の”欧風朝食コース”のものだったので、今回乗車する”戦国イタリアンコース”柄のチケットに変えてもらった。
なぜ”欧風朝食コース”の柄なのか・・・ |
さらに最近話題の”鉄印帳”を購入し、丹後鉄道の鉄印(300円)をいただき、鉄道発見伝のスタンプも押印しておく。
鉄印帳2200円 | 京都丹後鉄道の鉄印 | 鉄道発見伝のスタンプ |
次に乗る列車まで1時間半ほどあるので、久しぶりに”天橋立ビューランド”に行ってみる。天気も雲の切れ目から青空が見え始めていた。駅から5分ほどでビューランド下のチケット売り場に到着し、リフトに乗ってビューランドに向かう。リフトから振り向けば、きれいに天橋立が見えていた。
天橋立がよく見えます |
天気が良くなったので、天橋立もいい感じだ。
天気が回復してきました |
まずは天橋立と言えば、股のぞきである。何回やっても龍が天に昇っているようには見えない。
股のぞき | かんな感じで見えます |
ここのもうひとつの名物は”かわらけ投げ”だ。3枚300円なので2セットを購入。おかめと3枚ずつ投げて、2人とも1枚だけ輪っかに通すことができた。
かわらけ投げ1回(3枚)300円 | あっ、通ったー! |
最後に高さ8.5mもある飛龍観回廊から天橋立を見て終了。
飛龍観回廊 | 意外と揺れる・・・ | 一段高いので景色もいい |
天橋立ビューランドから降りて、天橋立駅に戻り、12:35頃に駅構内に入る。
天橋立駅 | 丹後くろまつ号に乗ります |
すでに”丹後くろまつ号”は入線していて、丹後くろまつ号と記念撮影をする。
今度は丹後くろまつ号 | 真っ黒な列車 |
この丹後くろまつ号も、水戸岡鋭治さんのデザインである。丹後くろまつ号は、車内で食事ができる列車で、金土日祝日に運行されていて、半年ごとに食事のコースが刷新される。今回予約したのは10月から新しくなった”戦国イタリアンコース”という、1万2千円の少しお高めのランチコースである。丹鉄HPでは、「戦国時代の武将”明智光秀”の三女”細川ガラシャ”にゆかりのある、丹後エリアの伝統料理や郷土料理などをお楽しみいただけるイタリアンコースです。」とある。
丹後くろまつ号の”戦国イタリアンコース”のチケット |
ここ天橋立駅から西舞鶴駅まで、普通列車で行けば40分程の距離を、途中に長時間停車も入れながら2時間かけて料理をいただくものである。
丹後くろまつ号 | くろまつドアップ | 外観の基本はあおまつ号と同じ |
車内に入ると予約していた運転席すぐ後ろの5・6番の2人席に座る。席にはすでに料理が並べられていた。おかめは丹後あおまつ号と同じような列車と思っていたので、びっくりしていた。さらにチケットの”12,000円”を見て、これまたびっくりしていた。
すでに料理が並んでいる | 早く食べたいなー |
今回の乗客は14人と、丹後あおまつ号で一緒だったテレビの取材クルーも乗車してきた。まもなく出発時刻になり、天橋立駅をあとにする。
車内は4人席と2人席の2種類 | お見送りしてくれる |
料理と共にいただく天橋立ワイン(赤・白)は飲み放題で、おかめは白、私は赤をいただく。
おかめは”白” | 私は”赤” | ”白”も入れていただきました |
ちょうど我々の座席の隣がテレビクルーの席で、おかめがワインを注がれている様子を撮影していた。この撮影は、関西テレビの”ちゃちゃ入れマンデー”の取材クルーで、いろんな乗客を取材をしていた。
インタビュー中 |
テーブルにセットされていた料理は”彩り野菜の揚げ浸し(バルサミコ仕立て)”、”発祥の地 伝統の肉じゃが”、”昆布で出汁をとったチーズフラン”の3種。
とてもおいしそう |
彩り野菜の揚げ浸しは、ナスやパプリカにも味がしっかりしみていて、とてもおいしかった。
発祥の地 伝統の肉じゃが | 彩り野菜の揚げ浸し(バルサミコ仕立て) | 昆布で出汁をとったチーズフラン |
宮津駅を出ると次の栗田駅で列車の行き違いのため停車。
普通列車と行き違い |
次に来たのが”舞鶴産魚介のブイヤベースポタージュ”で、魚介の旨みが出ていてこれもおいしかった。
いただきまーす | 暗い雰囲気もいい感じ |
列車は奈具海岸にさしかかり、景色がいいところで15分停車する。
奈具海岸でしばらく停車します |
その間に、次の料理”舞鶴産ブリのコンフィ”がきた。ワインも飲みやすく、料理にも合って、おかめは何杯もおかわりをしていた。
舞鶴産ブリのコンフィ | 海を見ながらいただきます |
次に出てきたのが”丹後バラ寿司とローストポークの2色重〜合鴨ロースのしぐれ煮添え〜”。バラ寿司と味がしっかりしたローストポークとの相性も抜群。さらに綾部産醤油と天橋立ワインで煮込んだしぐれ煮も絶品で、おいしくいただいた。
丹後バラ寿司とローストポークの2色重 〜合鴨ロースのしぐれ煮添え〜 |
おいしそう | ボリュームもある |
その間に列車は丹後由良駅で1時間弱の停車をする。この間に隣のテレビクルーがコース料理のブツ撮りをしていた。
隣のテーブルは料理のブツ撮り |
ブツ撮りのために、コース料理が一度に並ぶので、記念に写真を撮らせていただいた。
コース前半の料理 | すべての料理が揃いました |
次が、ラス前の”丹波若鶏のグリル〜味噌クリーム仕立て〜”。若鶏の味がしっかり出て、ブロッコリーとともにおいしくいただいた。
おなかが一杯になってきた | 丹波若鶏のグリル〜味噌クリーム仕立て〜 |
オーラスは”ガラシアプリン〜ガラシャのメダイ付き〜 ・ レモン風味のフィナンシェ”。プリンは濃厚で、とてもおいしかった。
ガラシアプリン〜ガラシャのメダイ付き〜 レモン風味のフィナンシェ |
プリンがかわいらしい | 手描きのお品書きも味がある |
由良川橋梁を渡る頃に、テレビクルーからおかめがインタビューされ、「ワインを9杯飲んだ」と答えていた。
インタビューは緊張します |
由良川橋梁では徐行をしながら由良川を渡っていく。
由良川橋梁 | 徐行しているので撮りやすい | 向こうは日本海 |
ワインでできあがった頃、お土産の丹後ちりめんの小風呂敷をいただいて、西舞鶴駅に到着した。
丹後くろまつ号の記念乗車証 | 西舞鶴駅にいた”丹後の海” |
おかめを西舞鶴駅に残して、丹鉄・西舞鶴運転所に留置されていた”タンゴエクスプローラー”の写真を撮りに行く。タンゴエクスプローラーは、以前に特急などで活躍していたが、今は使用されなくなり、かなり傷んだ状態で留置されていた。
駅に戻り、あとはもう帰るだけである。帰りのこうのとりのきっぷは福知山駅からなので、西舞鶴から福知山までの切符を購入する。最近は有人の”みどりの窓口”がなくなり、無人の”みどりの券売機プラス”に変わっているので、近距離でも自分で好きなきっぷを発券できるのは気が楽である。
近距離でもクレジット払いができる |
西舞鶴駅から15:30発の綾部行きの普通電車に乗る。久しぶりに113系電車に乗車する。
久しぶりに乗る113系 | 幕が”東舞鶴”のまま |
綾部駅からは15:57発の福知山行きの快速に乗って、16:08に福知山駅に到着。
快速福知山行き |
最後は16:47発の特急こうのとり22号に乗る。
特急3本の並び | こうのとり22号 | 朝と同じ半室の普通車指定席 |
帰りも座席を気兼ねなく倒せる1号車6番AB席である。
こうのとりスーパー早特きっぷ | こうのとり22号の指定券 |
福知山駅を出ると、ワインでできあがっていたのもあって、気がつけば寝ていた。
福知山駅を出発 | 左側に福知山城が見える |
新大阪駅には定刻の18:28に到着できた。
新大阪駅に戻ってきました |
やはり新大阪駅ということで、駅マルシェ内にある”551の蓬莱”、”りくろーおじさんのチーズケーキ”はかなりの行列だったが何とか購入して、無事帰宅。
りくろーおじさんは10数人の行列 | 551は20数人の大行列 |
おかめのミステリーツアー、閉幕。
後日、関西テレビで放送された「ちゃちゃ入れマンデー」で、あおまつ号に乗車している時や、くろまつ号でおかめがインタビューされた模様も、しっかり放送されていた。
あおまつ号の車内の様子(関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデーより」) | ワインで乾杯(関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデーより」) |
9杯目?(関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデーより」) | ちゃんと答えられたね(関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデーより」) |
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